まずは3大ECモールのユーザー層を知る
誰でも一度は使ったことがあるであろう3大ECモールですが、
そのユーザー層は大きく異なります。
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングのユーザーの違いは出店する際に必ず押さえておきたいポイントです。
3大モールのユーザー特性を把握し、売上最適化を目指しましょう。
出店条件やモールの仕組みなどについてはまた別の機会にお話し出来ればと思います。
1.Amazon
Amazonは言わずと知れた世界最大のEコマースプラットフォームです。
豊富な品揃えと競争力のある価格、そして便利なショッピング体験で知られています。
Amazonのユーザー層は他のオンラインショッピングの利用者に比べ、
一般的にテクノロジーに詳しく裕福な人が多い傾向にあります。
Amazonは流行の電子機器や衣料品、その他の商品を手に入れることができるため、
特に若い買い物客に人気があります。
ポイント
そのためかAmazonユーザーの男女比率は男性の方が高い傾向にあります。
Amazonのもう一つの特徴は、
プライム・ビデオ、プライム・ミュージック、プライム・リーディングなど、
膨大な数のサービスを提供していることです。
これらのサービスは、豊富なコンテンツを追加料金なしで利用できることが魅力です。
このようにAmazonのユーザーはショッピングだけでなく、
エンターテインメントのニーズにもAmazonを利用する傾向があります。
2.楽天市場
楽天市場は日本最大のEコマースプラットフォームです。
楽天のメインユーザーは20~40代の女性です。
そのためファッションやコスメ、グルメやスイーツなどが人気です。
ところで皆さん、楽天のUIがチラシのようだと感じたことはありませんか?
スーパーのチラシのメインターゲットは主婦層です。
男性に比べ女性の方が視線を動かし、ショッピングそのものを楽む傾向にあります。
一方で男性は検討商品のスペック比較だけがあればよく、そのためAmazonが好まれます。
楽天は女性が重要視する「お買い物感」を大事にしており、敢えて演出している節があります。
ちなみにユーザー層は日本人が多いがですが、アジアの他の国からの買い物客もいます。
また、楽天の大きな特徴としてポイントプログラムが挙げられます。
楽天のポイントプログラムはユーザーが買い物をする際にポイントを付与し、
獲得したポイントは様々シーンで利用することができるというものです。
ポイント
そのため楽天ユーザーはコスト意識が高い傾向があります。
楽天ブックス、楽天TV、楽天Koboなど様々なサービスを展開しており、
Amazon同様エンターテインメントに力を入れています。
参考
3.Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングは日本で2番目に大きなEコマースプラットフォームです。
楽天とよく比較されますが、この2つのプラットフォームは多くの類似点があります。
楽天同様、Yahoo!ショッピングは日本のユーザーに人気があります。
Yahoo!ショッピングのユーザー層は楽天よりも若干若く、
テクノロジーに精通した若い買い物客にフォーカスしています。
背景としてYahooと同じくZホールディングス傘下のPayPayがQRコード決済で覇権を握り、
最先端に適応するユーザー層がYahoo!ショッピングを利用していることが考えられます。
他プラットフォームより後発ではありますが2019年にはZOZOを買収しており、
ファッションカテゴリーは伸長しています。
メモ
さらに一時期Yahoo!ショッピングとPayPayモールに分かれていましたが、
2022年10月にYahoo!ショッピングに統合されたこともありユーザーが合流すると思われます。
今後の伸びしろに注目です。
まとめ
ECプラットフォームといえば・Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングが人気です。
しかし、各プラットフォームにはそれぞれ特徴的なユーザー層が存在し、
ポイント
出店の際にはそれを踏まえて商品やサービスをキュレーションすることが重要です。
各プラットフォームのユーザーを理解し、
サービスや商品・プロモーションを最適化することで出店の成功率を最大化することが出来ます。
参考
※楽天市場出店を考えられている方は絶対に確認しましょう