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マーケターになるためには~ルートは様々~

近年CMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)といった役職も設けられ注目のマーケターとは一体どんな職業なのでしょうか。

一般的にマーケティング部門というのは少数精鋭とされています。

今回はそんなマーケターになるための方法、年収、将来性などについて解説します。

マーケティング職の仕事内容

マーケティング担当者は企業のマーケティング活動を計画、実行する専門家です。

これらの活動には広告の作成、キャンペーンの展開・製品やサービスの価格設定などが含まれます。

マーケティング担当者はその役割を果たすためにビジネス・経済・金融・統計に関する高い理解を備えている必要があります。

仕事の多くにはリサーチとプランニングが含まれ、企業のマーケティング活動を最適化するために、常に業界のトレンドを把握する必要があります。

また、戦略的に考え、製品やサービスを販売するための創造的な方法を考え出す能力も必要です。

マーケティング担当者の主な目的はブランドを宣伝し、効果的なキャンペーンを行い、会社の売上を最大限に伸ばすことです。

マーケターになるには

マーケターになるには、まずマーケティングまたは関連分野の学位を取得することが近道です。

マーケティングまたはビジネスマネジメントのいずれかの学士号を取得すれば、この分野でのキャリアを追求するために必要な知識を得ることができます。

さらに販売か広告のどちらかの経験があると有利です。

必要な資格や経験を積んだら、自分の作品やスキルを紹介するポートフォリオを作成することが大切です。

そのためにどのような進路を選択するかは重要ですが、いくつかルートがあります。

1.セールス職として入社し、現場での経験を積む

マーケティングというのはセールスとかなり近いところにあります。

重要度を増すインサイドセールスって?変化するマーケティングプロセス

でも記載しましたが、セールスとマーケティングは切っても切れない関係にあります。

両社の目的はセールスを行うことでもなくマーケティングを行うことでもなく、コンバージョン(受注)することです。

そのため、ただimpを増やすだけのマーケティングでは意味がありません。

最後にセールスを経てコンバージョンに繋げなければいけません。

顧客がどういうステータスになっていればセールスが受注出来るかということまで考える必要があります。

そのための感覚を養うためにまずはセールス職として入社し、現場での経験を積むパターンがあります。

企業のマーケティング部門の配属を狙う

次に企業のマーケティング部門の配属を狙うパターンです。

上手くいけば一番の近道ではありますが、

マーケティング部は狭き門であることが多いです。

異動希望を出し続けるのも良いですが、もし仮に叶ったとしてもその後が保証されているわけではありません。

配属先を自身でハンドリング出来ない大きなデメリットがあります。

広告代理店やコンサルティングファームに入社する

最後に、広告代理店やコンサルティングファームに入社し、クライアント企業のマーケティングを請け負うというパターンです。

クライアントワークは多岐に渡り、個人では得られない経験を積むことができます。

  • 幅広い業界での経験を積むことが出来る
  • トップティア企業を担当することが出来る可能性がある
  • 周りに優秀な人材が多い
  • 最先端の情報が入ってくる

以上の理由から個人的にはこのパターンがお勧めです。

ただし、広告代理店やコンサルティングファームの入社難易度自体が高いので、そこをクリアする必要があります。

これら以外にも独学でマーケターになる人も大勢いますので、まずは熱量を持って学び、周囲にそれを伝えることです。

独学については別の機会にご紹介できればと思います。

3.マーケターの年収

民間給与実態統計調査(令和3年度版)」によると、全ての職種における平均年収は443万円となっている一方、

マーケティング職の平均年収は500~600万円の間と考えられ、他業界と比較するとやや高めの水準となっています。

企業よって大きく異なるため一概には言えませんが、

CMOなどの概念が広がりを見せている影響もあり、年収1000万円を大きく上回る人もいます。

4.マーケターの将来

電通が発表した「2021年 日本の広告費」によると、

21年のインターネット広告費が2兆7052億円(対前年比121.4%)となり、

マスコミ4媒体(テレビ・新聞・ラジオ・雑誌)の広告費(2兆4538億円、同108.9%)を初めて上回ったことが明らかになりました。

デジタルマーケティングを活用する企業が増えていることから、マーケターの将来は明るいと考えられます。

テクノロジーの進化に伴い、デジタルマーケティングの重要性はさらに高まると予想されます。

また、マーケターは市場の変化に迅速に対応できるよう、業界のトレンドに常に敏感であるべきです。

さらに、データドリブンマーケティングへの注目も高まっており、マーケティング担当者はアナリティクスとデータ分析について十分に理解する必要があります。

まとめ

マーケティングはエキサイティングでやりがいのある職業であり、素晴らしいキャリアに繋がる可能性があります。

一流のマーケターになるにはマーケティングまたは関連分野の学位、販売や広告の経験、戦略的かつ創造的な思考力が必要です。

また、業界の最新動向を常に把握しておくことも重要です。

  • この記事を書いた人

Glass

【経歴】▶︎ ITベンチャー/営業部部長 ▶︎ リーガルテック企業/PM兼マーケティング責任者 ▶︎ 大手広告代理店 ▶︎マーケティング支援企業 ▶︎コンサルファーム ▶︎ 現在 企業のマーケティング担当者やフリーランサーのお役に立てるような情報を発信中

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